棚からぼたん餅

書く人のガス抜き毒抜き殴り書き

思いやり、優しさ

2週間、テレビでもラジオでも、会った人との会話の開口一番がもう2週間になるんだねという言葉です。
さまざまなことが目まぐるしく過ぎ去っていきました。
生活も燃料も僅かずつ手に入るようになってきたし、食材だってないならないなりに工夫をして食べています。
着るものに困っているわけではないですし、お風呂だって入れる。
以前のような快適な生活をしているわけではないのに、普通に、通常に、生活を送れていることに感謝しなければならないなと本当に思います。

治安の悪化や、残念な暴行事件だったりを耳にすると胸が痛みます。
実際に灯油やガソリンが抜かれたというのも聞きました。
被災地ではなく内陸での出来事だったりするとあまりに情けなくて…。
火事場泥棒だけは本当に最低な行為だと思います。

沢山の人が不眠不休で復旧、復興へ向けて動いています。
被災地から市内へ来られる方も増えたし、実際、病院やペット美容室利用の問い合わせが増えました。
ああ、動いてる、実感する瞬間です。
肉体だけではなく精神的にも疲れてきているのは確かだと思います。
私自身も普段ならば考えないことまで考え込んだり、イライラすることも増えました。
けれど、それでもふっと一息吐くようにしています。
駆け足になる前に立ち止まって一息ついて、そして走り出す。慌てないように、焦らないように。
小さな思いやりが集まれば大きな優しさになるのだと思っています。
前にようやく進み始めました。
これからのほうが長い時間になるのは必至で微力ながらも自分に何ができるのか、考えていけたらと思っています。