棚からぼたん餅

書く人のガス抜き毒抜き殴り書き

何事もとりあえずは、パニクってはいけません。

一昨日、水曜日は朝からよくないことが連続したんですよ。
まずは、ブログリにも書いたんですが、病気治療中だった患者さん(犬オス11歳)が朝早くに息を引き取ったこと。
去年の秋口から大学の付属動物病院と連携しての治療を飼い主さんご家族と一生懸命に取り組んでいたので感慨も一入。
増して院長をはじめとしたスタッフも、私自身も彼此10年近くのお付き合いだったわけで、感情移入も倍増なわけです。
(先日、別件でその大学の動物病院へお邪魔していたときに近くに座ったクライアントさん(犬の飼い主さん)が
どうも街医者を馬鹿にしている敵な発言をしていてムカッときたのは別な話)

苦しかっただろうし、痛みもあったかと思うのですが病院で顔をあわせれば尻尾をめいっぱい振ってくれました。
本当に、お疲れ様でした。

これが水曜日朝8時のお話。

それから数時間後の午前11時半におっかしな電話があったんです。
その内容が「犬が材木を積んだトラックの荷台に入ってしまったので見て欲しい」と。
私の頭では木材で怪我をしているおよび出血しているに違いないと、この日、院長は出張のため不在だったので
申し訳ないのですが他の動物病院さんの受診をお願いして一旦、電話を切りました。
ところが数分後にまた同じ人からの電話。
この人、男性でどうも滑舌が悪くなかなか聞き取りにくいんですが、先ほどとまったく同じ内容のお電話。
再び院長不在を告げると、「犬が荷台の木材の中にいる」というんです。
材木を下ろせないのか?と問いにはおろせる、と。ではそのおろしてから犬だけ(病院に)つれていけませんか?の問いには、いけます、と。
けれど、材木は大きな丸太だし、車に食い込んでいるし、ヒドイ臭いがするから、どうしたらいいか、と。
はい?ってなるじゃないですか。おろせるといってみたり、おろせないと覆してみたり。
てっきりすでに助け出したあとなのかと思いきやそうじゃない。
それで話を聞いていくとどうにも犬の話ではなくて木材やそれを運ぶトラックの話を数度繰り返すようになり、
挙句の果てには、トラックが白目を向き始めたとか、木材が臭いとないているとか・・・。
女性に積んでもらったから、木材はどうしたらいいの?とか、大型トラックなんだけど、とか。
犬の名前がトラックなんですか?と聞いてみても、違う、と。
このやりとり、堂々巡りを1時間半。
基本、消防やレスキュー、警察に連絡して、獣医師との連携でこういった事故は解決するものなんだと思うんです。
だから何度も何度もかけるようにと促したのに、いや、トラックがどうの・・・。
こちらからかけますか?の問いのも返答が曖昧。だからといって何か混乱しているようにも聞こえなかったし。
けれど、もし仮に本当に事故などにあっていたら大変なことになるので、かけてきた男性にも
事故であるならばとにかく警察へ電話するようにすすめるとガチャリと切られました。
どうにも不可解すぎて、うちも院長を通して警察へと相談の電話をしました。
木材を積んだトラックが横転したとかいう事故の報告はなかったようなので、
それはそれでよかったのですが、いや、本当、突拍子もない不可解なお電話でしたし、
なんだかしばらく木材トラックを見ると手が震えそうになります。
妹いわくPTSDっぽいね、と。
“客商売”というか、クライアントあっての会社ですから粗相のないように努めたつもりでも
どうにも今回の電話に関しては、悪質な悪戯なのか、嫌がらせなのか。
今日の時点ではそんな電話はないのでホットはしていますが、私の中ではあれが真実であったらどうしよう、と。
もっと対処の仕方があったのではないかなどの、そんな不安があったりします。