鏡の向こうの世界でみる夢は?
予告編を観たときからずっと劇場でみると決めていたヒース・レジャーの遺作品。
とにかくファンタジーなんだろうと、でも英国が舞台だからちょっとゴシックにダークで
浮かんだイメージはまさに『不思議の国のアリス』でした。
主演のヒースのほかにもジョニー・デップにジュード・ロウ、そしてコリン・ファレルととにかく格好いいちょい悪ダンディーが満載♥
ビジュアル的にもホクホクで舞台は時代物ではなくあくまで現代物。ただし登場人物はもうまさに天使と悪魔、的な。
賭けをして不死を得た僧侶(博士)と悪魔の賭けが物語りの根本で、周囲がそれに振り回される。
みていてとにかくイライラしたのが、賭けをして勝ったはずの博士がのんだくれでグダグダしているところ。
娘を大事にしたいのか、鳥篭に入れたままにしたいのか、よくわからない。
結局はすべてを手放す結果になってしまうのですが、最後の最後で再び現れた悪魔と視線を交わす。
懲りてないのかよ、と思わず突っ込みをいれたくなりましたが(苦笑)
主演であるはずのヒースほか4人で演じたトニーという存在の位置づけもよくわからなかったんですが…。
せっかく良い作品なのになんとなく駆け足だったような気がします。
上映としては最後の方になってしまうので次みるときはDVDになろうかと。
またしっかりと見直したいですね。
しかし、4人の強欲な感じの共通の演技がうまく線となって表現されてましたね(拍手)